皆さん、こんにちは。
「街の情報屋」こと、
「おとなのいい旅 北海道」道東担当の山口です。
お久しぶりです。
本来であれば、ここでは、ワタクシが巡った、
道東のグルメな情報を中心としてお届けするところなのですが、
今回は趣向を変えまして、道東の宿のことをご紹介したいと思っとります。
ところで、皆さんは、「温泉に泊まりに行こう!」と思い立ったとき、
どのように宿泊先を決めますか?
★1日1クリックお願いします!→人気ブログランキング
内容はどうあれ、安いのが一番!という方から、
とにかくいくらお金がかかっても超絶ラグジュアリーな宿に泊まりたい!
という方まで、その基準は千差万別でありましょう。
ただ、ワタクシは思うのであります。
昨今において、「どこかに泊まりに行く」という行為は、
以前のそれと多少意味合いが違ってきているのではないか、と。
旅行というものが、「非日常」の体験を求めるものであることは、
論を待たないところではありますが、
その、求める「非日常」の内実において、
かつての「何かワクワクするもの・未知なる体験を求めて」というものに加えて、
「日常のストレスや嫌なことからの解放を求めて」という要素が、
多分に入ってきているように思うのです。
(実際の調査データでもそのような傾向が見て取れます)
先日、ニュースか何かで、
「現代人は、中世の人の一生分の情報量をものの3日で浴びている」
というデータを報じておりました。(ディティールはうろ覚えですが)
こうした事実を見るにつけ、
ワタクシたちは、認知的・脳科学的にも、
非常に困難な状況に立たされていることを感じます。
こりゃあ、あれですよ、
ストレスを感じていない方がおかしいぐらいだってんですよ。
さすれば、「ストレスからの解放を求める旅」が望まれるのも必至の事象。
さて、いよいよ話は核心に迫るわけでありますが、
こうした渡世において、私たちの心を解きほぐし、
ほのぼのとした癒しを与えてくれる宿が、ここ、道東にあるのであります。
(イントロが長くなって申し訳ない)
その宿・「湯宿だいいち」は、養老牛温泉にあります。
読者諸兄の中には、そもそも養老牛温泉をご存じない方もいらっしゃることでしょう。
そうなのです。ここ、養老牛温泉は、知る人ぞ知る、秘境とも呼ぶべき場所なのです。
何が秘境かって、まずですな、
公共交通機関で行く方法がないんですな。
車で行くか、宿の人に、最寄空港などから送迎を頼むしかないんですな。
これは、札幌だの旭川だの、大都会に住む人たちには信じられぬ事態です。
更には、近くに何らかのショップが1つもないのであります。
前時代的な電話機が置いてあるようなタバコ屋さんは勿論、
蛍光灯が七色に輝くコンビニエンスストアもなければ、
素敵な電子音楽が流れるスーパーマーケットもありません。
とにかく、3軒ほどの温泉宿を除いては、
他にいかなる種類の商売をするショップも存在していない。
それが養老牛温泉なのです。
ああ、秘境。
商業的施設が皆無に等しい状況、これは、
都会的生活を営むにとってはマイナスポイントと言えましょうが、
「ストレスや嫌なことから解放されたい」人々にとっては、
こうした都会的要素が一切排除された空間、
これはむしろプラスポイント以外の何ものでもないはずです。
もう、この時点で行きたくなってきたのではないでしょうか。
それに加えて、ここには「湯宿だいいち」という、
幸福な土地とのマリアージュが現前しているのですから、
これは僥倖(ぎょうこう)と呼ぶほかありません。
さて、そのマリアージュっぷりを以下に簡単にお知らせしておきましょう。
(その詳細は、行って泊まってみて体感するほか、知る術はありません。)
まず、入ってみて素敵なのは、
素足(靴下は履いてますが)で宿に上がるということです。
やはり日本人ならば素足の心地良さには抗えません。
こうした「自然体さ」を追求しているのが、
「湯宿だいいち」の特長でもあります。
エントランスに進むと、お茶なぞが出て参りまして、
ここで、夕食のチョイスメニューを選択するわけです。
ちなみにワタクシは地元のヤマベの活け造りと、ラドラキンキの焼き物を選択。
このほか、刺身三点盛りやヤマベ炭火焼きなどを選択出来るようです。
(日によって変わるようです。)

▲前にもどこかで書きましたが、囲炉裏の火というのは、不思議に心落ち着くものがあります
ここのエントランスには、囲炉裏がございまして、
この囲炉裏がまたいい味出しております。
窓も渓谷に面しており、
滔々(とうとう)と流れるモシリベツ川を臨めます。
さて、そのままお部屋へ。
今回泊まったお部屋は何と囲炉裏&露天風呂付きの客室。
感無量です。

▲誰にも邪魔されずゆっくり温泉を一人占めできるのは、客室露天ならではの醍醐味ですね
客室露天風呂は、川のせせらぎが聞こえる素敵な空間であるほか、
囲炉裏も自分で火をくべてゆっくりと寛げます。
アメニティもきちんと充実しており、
女性にも優しい宿であることが分かります。
また、寝室はロフトタイプの階上にベッドが備えてあります。
ベッドもふかふか。枕もふかふか。ふかふか三昧です。
こんなベッドにごろおりと寝そべれば、
もう瞬間に睡眠導入が訪れます。

▲さりげなく配されたアメニティも、なかなか充実しております
・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。
おお!思い出しただけでちょっとウトウトしてしまいました。
こんな具合にウトウトしておりますと、
ふいに
フロントから電話が。
「お客様、ただいまロビーに
シマフクロウがきております。
よろしければ、ご覧くださいませ」
とのこと。
早速ロビーに降りていってみると、
なるほど確かにシマフクロウの姿が。
思ったより大きいです。
子コアラの1.3倍くらいはあるようです。
こんなひとコマも、秘境たるこの
「湯宿だいいち」ならでは。
最近は、シマフクロウ出現率も上がっているそうです。

▲ちょっと分かりづらい写真ですみませんが、ロフト部屋にあるベッド。シックな感じがまた落ち着けます
さて、シマフクロウ鑑賞も終えたらば、
行かねばなりません、
温泉。
温泉は、ここ
「湯宿だいいち」の
最大のセールスポイントといっても過言ではありません。
勿論、部屋も食事もサービスもみな素敵なのですが、
温泉は格別の素敵さです。
何より特筆すべきは、その露天風呂の野趣です。
目の前に流れるモシリベツ川。
そして渓谷の断崖。
まさに大自然を眼前に体験できるのです。
勿論、
源泉かけ流し。
道内広しと言えど、
これほどの迫力と質を兼ね備えた露天風呂は、
なかなかございますまい。
更には、浴槽の多さも嬉しい限り。
混浴も入れると、実に大小5つもの露天風呂が存在します。
天然石の岩風呂あり、丸太風呂あり、
木造りの寝湯あり(通にはたまりません)と、
浴槽の質感もそれぞれに楽しめます。

▲露天風呂たちです。野趣満点、という言葉はこうした露天風呂のためにあるのでしょう
サウナも2種類あり、
通常のサウナの他に、温泉をめぐらせて作るミストサウナがあり、
暑いのが苦手な方もこちらで十二分に楽しめます。
ああ、食事について書く時間がもうなくなってしまいました。
そうは言ってもお伝えしたいので、
駆け足ながら書かせて頂くと、
夕食は、近辺の山菜、山魚を中心としたヘルシーなメニューです。
しかしながら
ボリュームは満点。
先ほど注文していたヤマベの活け造りなどは、
出された段階ではまだ動いているほど新鮮な状態。
季節の山菜の天ぷらの青々とした風味も食欲を増進します。
その他、中標津産のミルキーポークの豆乳しゃぶしゃぶなど、
地場産にこだわったメニューが堪能できます。

▲ヤマベの活け造りです。意外に濃厚な味

▲地酒も充実。これは、根室の地酒である「北の勝」。カラフェで提供してくれるのも素敵です

▲こちらは中標津ミルキーポークの豆乳しゃぶしゃぶ。豆乳との相性が抜群です
また、朝食も見逃せない重要ポイントです。
何と言っても嬉しいのは、ほぼ全ての品が手作りで、
朝から30~40品目の充実したメニューを味わえる点です。

▲ちょっと暗くて申し訳ない。朝食ブッフェの一部。他にも沢山品数があります。もう朝からお腹いっぱいです
ジャムも、自家製のものが数種類用意されていたり、
漬物も充実していたり。
何と申しますか、昔ながらの素敵なおふくろが、
サラダ記念日的な日かなんかに、
ちょいと腕を振るって作ってくれた料理のような…。
そんな暖かさに包まれた、
まさに癒しの朝食と呼ぶに値するものです。

▲この日の私的ヒット「いくらの醤油漬け」。ご飯が進みます
ちょっと最後は駆け足になってしまいましたが、
「湯宿だいいち」の魅力、
ほんの少しなりとも伝わればこれ幸いです。
さて、2008年も、
決して良いニュースばかりではないことでありましょう。
しかし、なにやら良くないことが起こり、
心が翳ったときには、
ここ、養老牛温泉は
「湯宿だいいち」に泊まり、
心の芯から癒されてみては、いかがでしょうか。
明日への活力は温泉で養う。
これこそが、現代人の生きる知恵であると言えましょう。
完
※予約について…
平日であれば、この時期(~3、4月くらいまで)はじゃらんNETにもお部屋の空きがございます!
ただし、繁忙期や、週末(土日)は、人気宿ゆえ満室であることが多いです。
ご了承くださいませ。
[湯宿だいいち]
住所/中標津町字養老牛温泉518 番地
電話番号/0153-78-2131
人気ブログランキング
↑応援の1日1クリック、よろしくお願いします!