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スタッフおすすめ情報
2008年3月22日 07:00

2週間に1回行くべし!?
 「花の巨大迷宮」陽殖園



こんにちは。
おとなのいい旅北海道」道南担当 青木です。


長い冬もやっと終わり、もうすぐおでかけシーズンの幕開けですね。
僕もGWはどこに行こうか、思案中です。

「おとなのいい旅 北海道」読者の皆さんは、かなりの北海道
リピーターが多いとか。
特に思い入れのあるエリアやスポットがあるのではないでしょうか。


自分だけの絶景スポット。


来るたびに「これは外せない」というご当地グルメや旬の食べ物。


泉質が自分に合う、お気に入りの温泉。

道南担当の僕が今回、なぜ道東ネタを紹介するのか。


それは同様に「全道で最もお気に入りのスポット」だからです。
そのスポットは道内でもまだ知られていません。

できることなら紹介したくなかった・・


その名前は「陽殖園」。
花スポットです。
ここからは、2006年5月6日に訪問した時の回想レポートです。



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「陽殖園」は札幌から車で3時間40分ほど、滝上町にあります。
道の駅「香りの里たきのうえ」から紋別に向かって200m先を右折。
小さな看板があり、細い枝道を登っていくとすぐ見つかります。


門からのぞくと、小さな小屋と、その前に鉢植えの様々な花々。
花の直売店といった感じです。


入り口で入場料500円を払うと、
園主の高橋武市(ぶいち)さんが
熊鈴」を貸してくれ、腰につけるように言います。


ク、クマ・・・?? 出るの・・?
花を見るのに、なんでこの装備??




わけがわからない僕を、武市(ぶいち)さん、
いたずらっぽい笑みを浮かべながら先導していきます。
今回は取材なので特別に園主自らのガイドつき。


「ここは17時に閉めるから、15:30までには入ってほしいんだよね。
ちゃんと見るなら、2時間は必要だから。」



え?花を見るのに2時間ですか?



小屋の脇の小道には、小さな池。小道は坂道になり、どんどん上ります。
と、小道の斜面にすごい数のスイセンが!


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▲斜面にスイセン!

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▲色鮮やかです

















次々と道の両脇に、咲き乱れる春の花が見つかります。
50mも進めば20種類ぐらい見つかるでしょうか。





「これはタツタソウ。」

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▲タツタソウ

















「これは、エゾエンゴサク。」

0322--4.jpg

▲エゾエンゴサク

















「あれはクロッカスね。」

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▲クロッカス

















0322--6.jpg

▲この道を拓き、木々を植える。すべてたった一人でやったとは・・


どんどん山の奥へ。そして上へ。
道は次々と枝分かれし、
迷路のようにクネクネと続きます。
元の場所へ戻れるのだろうか?


ようやく、熊鈴が必要な意味がわかってきました。



この花園は広大な自然の山を切り拓いて作ったものなのです。


陽殖園」という名の由来は、
「太陽が育て、殖(ふ)やしてくれる庭」。


中学2年生の時に花の魅力に出会った武市さん。
何もなかった山に道を作り、
大きな池をいくつも掘り、
盛り土で高さ約5~6メートルの二つの小山を作り。
木や花を植え、さらに道を伸ばし、
すべてたったひとりで、この花園を作りました。
50年もの年月、コツコツと。



その大きさ、なんと東京ドームの1.6倍。
散策路の総延長約4km。



花は約800種類。
春・夏・秋それぞれに咲き誇り、
訪れる人を楽しませてくれます。



おもしろいのは、花の背後に別の花を何重にも植えることで、
同じ場所を2週間後に歩くと、そこは違う花に入れ替わり、
まったく違う風景になること。いつ行っても何かしら咲いています。



まだまだ武市さんの案内が続きます。

「これはエリカツツジ。」

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「これはチヨノドクサ。」

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▲2色のエリカツツジ



さらに細かく曲がりくねった道を進むと、
大きな小山が現れます。
植えているのは2色のエリカツツジ。まだ5分咲きです。



「これはタマザキサクラソウ。」

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「これ、バラの実ね。」

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「こっちはユキワリソウ。紫のもそうだよ。」

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0322--13.jpg

















そして、ようやく、元のスイセンのところに帰ってきました。
かなり急いで見たのですが、すでに1時間30分。
まだ通ってない道はたくさんあります。
ゆっくり見ればたしかに2時間以上かかりますね。


0322--14.jpg

▲この人が武市さん。いつもジャージ姿です


この武市さん、花卉栽培の世界では、
実は「品種改良のエキスパート」だそうです。

人工的に花を植えるわけだから、ちゃんと育つとは限りません。
生き残った花を交配し、その種を植え、試行錯誤します。

「最初の1年は手をかけてやるけど、
後は自立して、ちゃんと育つんだよ。」

「これだけ長くやってると、
この花はどこに植えてほしがってる、ってのがわかる。」

花に一生を捧げている武市さん。楽しそうです。

品種改良は色や形の違う新種も作るそうで、
「真っ赤なルピナス」
「特に濃いピンクの芝桜」など、
数え切れない品種を生み出しました。



「陽殖園」を楽しむなら、
有料ですが武市さんのガイドがおすすめです。
http://www.town.takinoue.hokkaido.jp/08taiken/miru.html(役場HP)

うまく武市さんに会えたら、「じゃらん青木の記事で見た」と
言ってみてください。いろんな話が聞けますよ。



[陽殖園]
住所/滝上町あけぼの町
電話番号/0158-29-2391
開園期間/4月29日~9月最終日曜日
開園時間/10:00~17:00(15:30までに入園してください。)
入園料/500円



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