編集部ブログ
2008年3月 3日 07:00

日本酒にみる旬感グルメ&ご当地グルメ
栗山町の小林酒造「蔵元北の錦記念館」に行ってきました



こんにちは。
おとなのいい旅北海道」行政担当の三木です。


行政担当の私がなぜ栗山町の酒造会社を紹介するのか、それは…
地元の栗山町をアピールしたいから!(言い切った)
しばし私の自己満足にお付き合いください。




皆さん日本酒はお好きでしょうか?

日本全国津々浦々、銘柄と呼ばれる日本酒は多々ございますが、
北海道においても酒造りの歴史は長く、
北海道産の酒造好適米である「初雫(はつしずく)」や「吟風(ぎんぷう)」、
さらに昨年登場した「彗星(すいせい)」を使用した日本酒も
生み出されるようになりました。




お酒に弱く、もともと日本酒は無知の私でしたが、
幸運にも酒造会社が地元に存在したこともあり日々勉強中です。



本ブログや本誌「おとなのいい旅北海道」で
その季節のみ味わうことのできる「旬感グルメ」や、
その地域のみ味わうことのできる「ご当地グルメ」など、
食の情報はこれまでもお伝えしてきたとおりですが、
どうやら日本酒にも通ずる部分があるようです。

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▲当日は大雪でした…外観写真は夏に撮影したものです






お邪魔してきたのは、札幌から東に車で走ること1時間、
栗山町にある小林酒造株式会社
蔵元北の錦記念館」。




商標「北の錦」で知られる小林酒造は創業130年の老舗、
石蔵とレンガ蔵は国の登録有形文化財にも指定されています。



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▲館内の展示物は約5000点。無料公開されています



その敷地内にあるこの記念館には創業当時から使用されて
いた酒器などが豊富に展示され、当時の様子が…
すみません、このへんのくだりを書きすぎると
いつまでも本題に入れないので今回は省略します。



記念館では売店も併設され日本酒や関連商品を購入することができますが、
その中で見つけた今まさに“旬”の日本酒をまずはご紹介。





◎大吟醸酒 あらばしり
720ML \3,000 原料米:山田錦(兵庫県産)


酒袋からにじみでた一滴一滴を集め(しずくとり)、
生詰めして雪のかまくらで熟成させた「生もの」のお酒。
2000本以上は生産不可能、毎年2月に販売される季節限定酒です。


早速いただいてみました…チビリ。
うんっ!やや辛口ですが甘味も感じます。
フルーティな香りがとても豊かです。

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▲あらばしり



















続いては、小林酒造の創業130周年を記念して造られた“超高級”な日本酒です。




◎北の錦 純米大吟醸 魂醸(こんじょう)
1.8L \13,000 原料米:彗星(南空知地方産)



ナ…ナント!小林酒造では過去最高額の13000円!
原料米を六割の糠が出るまで精米したそうです。
現時点での最高峰を目指したという杜氏さん渾身の作。
2000本の限定販売。


これもいただいてみました…チビリ。
おお~っ!よくわからんが素直に美味い!
甘い香りとお米の味わいが感じられ、飲み心地はスッキリ。

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▲限定販売!

















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▲種類が豊富で迷います。そんなときは店員さんにご相談を!




そうそう、説明が遅れましたが、ここには試飲コーナーもあり
ほとんどの種類の商品を試飲することができます。
コーナーに並んでいない日本酒でも
店員さんにお願いすれば試飲できます。
私は試飲だけで既に酔いが…皆さんも適度な試飲を(笑)







さぁ、ここからは“蔵元ならでは”の商品をご紹介!




◎蔵元限定酒


その名のとおり、記念館でしか販売されていないレアな日本酒です。
季節によって商品が入れ替わりますので購入の際は事前にご確認を。
わざわざ買いに行く価値アリです!

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▲「蔵元限定」という文字と蔵出し番号がラベルに記載されプレミア感たっぷり!



















◎栗山町内限定酒 大吟醸原酒 くらまち
720ML \2,310 原料米:初雫(栗山町産)


栗山町内の酒屋のみで販売されている地域による地域のための日本酒。
原料米も地元産にこだわり、まさに「ご当地グルメ」な商品。
香り味ともにワインのようにフルーティ。栗山町民で良かったーっ!


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▲左側が「くらまち」です。右側は期間限定酒の「しぼりたて生原酒」(町内限定酒ではありません)






















◎記念館限定 純米大吟醸の量り売り
720ML \2,200 500ML 1,500円 原料米:初雫(北海道産)


貯蔵タンク詰めの風味そのままの生酒を瓶で量り売りしてくれます。
しかも瓶を持参した場合、720MLで200円引き、500MLで100円引きになります。
かつては徳利や壷でに量り売りされていた日本酒。環境にも配慮されています。
通年で量り売りしているのは北海道内では小林酒造だけ!


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▲一見ビアサーバーみたいですが、仕組みも一緒。これで量り売りをします




















◎酒は育つ(130周年特別企画、蔵元限定)
300ML×2本セット 2006年醸造 \1,500、2007年醸造 \1,800


コンセプトは10年後に飲む鑑賞型のお酒…???
熟成した日本酒を味わってもらいたいという新発想から生まれた商品で、
これをワインのように熟成させると下の写真のように徐々に醤油色に変化。
10年後には酸味がましてケーキやアイスにかけると美味しいとか。
もちろん今飲んでも、5年後に飲んでもOK。自分でお酒を育てましょう!

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▲左から1年目、2年目、5年目、10年目の日本酒



















◎自分でつくる樽酒カップ
180ML \450


ぜひ一度お試しいただきたい商品がこれ!
ワンカップで樽酒の味わいが手軽に楽しめるというアイデア商品です。
(現在、特許出願中)
日本酒好きのスタッフのために購入し、実際に作って感想を聞いてみました。


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▲金色の箱の中には、酒カップと酒樽用秋田杉のシートが1枚入っています



















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▲このシートを丸めて酒カップに浸します。蓋を閉めて待つこと10数分・・・

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▲蓋を開けると杉の香りが湧き出ているのが分かります。その味は?




















スタッフ「これいーよ!ヒノキの香りがすごい!癒される味!」


その美味しさにテンション上がりっぱなしのスタッフ、絶賛していただきました。
…でもね、「ヒノキ」じゃなくて「」だからっ!
樽酒には、アロマセラピーに利用されるリラックス効果、
抗菌効果などもあるとのこと。
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▲健康効果が期待されている酒粕も人気の商品。吟醸粕500円、大吟醸粕700円





地元菓子店などとコラボレーションした商品など、
まだまだ伝えたい商品はありますが、今回はこのへんで…
小林酒造では、日本酒の知識を深めるイベントなども随時開催中。
事前申し込みで酒蔵内見学も受け付けています。


旬な日本酒やレアな日本酒を入手するだけではなく、
ゆっくりと日本酒の知識を深めてみてはいかがでしょうか?


[小林酒造株式会社・北の錦記念館]
住所/栗山町錦3丁目109番地
電話番号/0123-72-1001
営業時間(冬季)10:00~16:00 年末年始以外は年中無休
HP http://www.kitanonishiki.com/



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