編集部ブログ
2014年11月21日 09:00

【じゃらん♪北海道連動冬の遊び体験レポート④】
タウシュベツ橋ツアー編

【冬のおでかけ体験レポート】-----------------------------------------------------------
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112P~の「夢の銀世界を体感しよう!」の特集では、
北海道の魅力のひとつ「冬」をテーマに、
冬の北海道だからこそできる体験や雪見露天、雪と光のイベントなどを紹介しています。

このページでは、記事で紹介しているスポットの中から
今年の冬に我々スタッフが実際に体験してきたレポートを順次公開していきます。
雪国北海道への旅行の参考に本と一緒にぜひご覧ください!

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「【じゃらん♪北海道連動冬の遊び体験レポート④】タウシュベツ橋ツアー編」


こんにちは、編集長の中西です。

そろそろ冬の足音が聞こえる季節になってきましたね。
今回はそんな冬の楽しみを先取りする意味で
2014年3月初旬に体験した冬の時期にしか現れない、幻の橋を観るツアーの体験レポをお届けします。

場所は帯広から車で1時間の「ぬかびら温泉」です。
朝8時50分に温泉街の中にある文化ホールに集合。気温は-8℃でした。

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体験申し込みの手続きを終えると、ツアーの概要説明があり、スノーシューの装着の練習です。
今回案内していただいたくのはこの道17年のベテラン小早川さんと若手のホープ村上さん。
スノーシューとは西洋カンジキのことで、踵が自由になっているため、深い雪の上でも普通に歩く感覚で進めます。

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つま先の紐を十分ゆるめて、つま先が少し出るくらい足を入れて、紐を締めます。
最後に踵のゴムを引っ張り、金具に留めてロックします。余ったゴムの部分はフックに固定。
このかかと部分の締めが弱いと、歩いているうちに外れてしまうので注意です。
歩く際に使うストックは、少し長めの方が湖に降りるなど、斜面を下る際には使いやすいのだとか。


スノーシューを履き終え、歩き方のコツ(バックはテールが引っかかって仰向けに転んでしまうので、
Uターンする形で進みます。
接地面先が広いので自分の足を踏んで転ばない様(少しガニ又で)などを、教えてもらいました。
ここまで約15分。


スノーシューやストックを車に積み込み、ツアーのスタート地点まで車で10分ほど移動です。
この時は雪が少なく、例年の半分くらいしかないのだとか。
「これじゃ熊さんも早めに目を覚ますかもね」と、ガイドさんの冗談交じりの話を聞きながらの移動です。

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(写真左)ここから森の中へ。薄曇りの空模様の下、タウシュベツ橋までは約2㎞歩きます。
(写真右)前の人のスノーシューを踏まないように間を空けて1列になって進みます。


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(写真左)途中、昭和53年に廃線になった旧士幌線の線路後を横断。ここは夏場、フットパスになっているそうです。
(写真右)これは合体木。2本のミズナラの木が一つになったものです。樹齢は推定25雄年ほど。

この辺の木々はその昔、木材として切り出されたため、樹齢の高い木があまり現存していません。


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急激な積雪で倒木した木にはクマゲラがアリを食べるために空けた穴が。
深さが13cmと意外とあります。


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右手に糠平湖を見ながら湖畔を進みます。

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動物の足跡。おそらくキツネ。

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これは「きのこ氷」。
水面が凍り、その後水位が下がり、切り株の上にその氷が崩れ落ちてできる自然のオブジェです。
きのこ氷ができる条件は、

◆冷え込む
◆水位の変化が激しい
◆雪が少ない

だそうで、日本で観察できる場所は数えるほどしかないとか。


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凍った湖面に降り立ちました。氷の厚さは60~70cmあるそうです。
遠くにタウシュベツ橋が。ここまででようやく半分。

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さらに、ズンズン進みます。
歩き始めてから1時間弱。タウシュベツ橋に到着です。

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この日は暖かく、タウシュベツ橋に着いた時には±0℃になっていました。
ここからは45分ほど自由行動。気ままに橋の周辺を散策です。


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この橋も旧士幌線で昭和30年にダムが完成し、沈む前まで鉄道が走っていました。
通称、旧線と呼ばれています。
先ほど、森の中で横断した線路後が新線で、この旧線の代わりに設置された線路だそうです。

橋梁の高さは約11mですが、氷上に出ている部分はその8~9割。


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裏に廻ると一部崩れた箇所が・・・2008年の地震の影響だそうです。
でもその時、橋は水の中。水面に出てきて初めて崩れていることが判明したとか。

ガイドさんも、
「このようにアーチがつながった形で見られるのももう長くはないですね。
ひょっとすると、今年が最後ということもあるかもしれません」と。
貴重なタウシュベツ橋、チャンスあるうちに行っておきたいものです。


ツアー終了後、ガイドの小早川さんに勧められたハンバーグが人気の「ビストロふうか」さんへ。

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デミグラスハンバーグ1000円。

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この日はカニ汁がサービスでついてきました。
豚と十勝牛の合挽肉で作る手ごねハンバーグは、焼く前に一晩寝かせてうま味を引き出しているそうです。
また、ブレンドコーヒー(350円)はサイフォンで淹れてくれます。


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温泉街を歩いていると何と、郵便局の入り口に温泉が。
こちらは手湯ですが、旅館の日帰り入浴でさっぱりするのもいいですね。





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◎ひがし大雪自然ガイドセンター
問い合わせ・申し込み:01564-4-2261
住所:上士幌町ぬかびら温泉郷北区44の3糠平温泉文化ホール内


◎タウシュベツ橋ツアー
期間:1月上旬~3月上旬
体験時間:9:00~12:30(事前レクチャー含む)
料金:大人3700円(中学生以上参加可。スノーシューレンタル代込み。長靴は無料レンタル)
集合場所:糠平温泉文化ホール
※事前予約制
※最少催行2名(1名の場合4500円で実施)


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