「野菜個々の特徴を捉えて料理していきたい」石井シェフが表現する“今”だけの美味しさ。石井シェフが野菜を調理する時、まず心を配るのは野菜が持つ資質を壊さないということ。例えばこの冬のニンジンは甘みを出すために蒸し、バターで香り付け。じゃがいもはスパイスを効かせたブイヨンで蒸し焼きにと、それぞれに適した調理方法で、持ち味を最大限に引き出していく。そして盛りつけるお皿も料理とのバランス、食べやすさを考えてセレクト。今この時を大切にする美味しいアートを楽しもう。